ずいぶんと久しぶりの投稿になりました・・。
そうこうしているうちに、何と!
キャリアコンサルタント養成講座(全12回)のうち、8回まで終了してしまいました。
これまで学んできたこと、ざっとまとめたいと思います。
ここまで学んできたこと、ためになったこと
前回、キャリアコンサルタントとはなんぞや?的な記事を書きましたが、実際どういう事を勉強したかというと・・・
クラスはだいたい、20名くらい。年齢層や職業はさまざまで、男女半々。意外だったのは、理系の方がわりといた事です。
最初に軽くクラス内で自己紹介。ここでは、「何で、この資格取得を目指すのか」「何の仕事しているのか」といった内容でした。この自己紹介で、かなりモチベーションが刺激されました。
みなさん、部下のマネジメントや自分自身のキャリア形成、若手指導などで結構大変なご様子でしたが、「勉強するぞ!」という意気込みがヒシヒシと伝わってきました。大学受験の予備校時代を思い出しました。ボクはアラフィフですが、この年で職場以外の真剣な場に身を置けるだけで、非常に価値あるな・・。というのが最初の感想です。
ここまでで、よかったなと思う事は、以下の点です。
- 職業、年齢ともバラバラな人たちと出会えて、刺激を受けた。
- ボンヤリしていたキャリア理論が体系的に学べる。
- ロールプレイングで、「傾聴」の難しさを知った。
キャリア理論(難しいが役にたつ!)
後輩や部下がいる方なら、社会人、学生に限らず、「どう指導したらよいやら・・。」「相談の乗り方わからない・・。」というお悩み、多いと思います。
多分自己流で「ああしろ、こうしろ」「オレ(ワタシ)のときは・・」などのやり方がほとんどじゃないですか。
これはたいていダメなやり方なんです。ボクも自分でこういうアドバイスされると「ふーん・・で?」と軽く受け流していました。
キャリアコンサルタント(以下、キャリコンとしますね)は「専門家」なので、理論の背景があって相談を受ける必要があるのです。
キャリコンは、相談者(以下クライエントとします)の
「自己理解」
「抱えている問題の解決」
に向けて、理論の裏付けを持って相談にのります。
この理論が、結構「目からウロコ」なんです。
詳しく書くとキリがないんですが、パーソンズさんの「特性因子理論」やら、ホランドさんの「6つの性格タイプ」やら、スーパーの「ライフキャリアレインボー」(人生の役割はいろいろなんだけど、役割を果たす事で自己概念(自分をどうとらえているか)実感するんだよ・・)などなど・・。
ぼんやりと頭では意識していたような事が、きっちりと学問として体系化されているんです。
ボクもそれなりに年齢を重ねているんで「なるほどなー・・。」と非常に興味深かったです。
傾聴ロールプレイング(これが結構しんどい・・)
みなさんも苦手じゃないですか?まだ知り合って間もない人と「キャリコンとクライエント」の関係で、マンツーマンで15分もロールプレイングするんですよ・・。
よく新入社員研修なんかでやるあれです。
テーマは「子育てと仕事の両立に悩む女性」やら「会社から早期退職をせまられた中高年」やら様々なんですが、これのキャリコン役がしんどい。
何がしんどいかというと、キャリコンの最も重要なスキルである「傾聴」が驚くほどできないんです。
特に「若者支援(就職や転職に悩む若者)」のケースなんか、つい「アドバイス」しちゃいたくなるんです。先回りして。
でも、これは絶対ダメなんです。
まずは徹底的に相手の言う事を「受容」して「共感」しなくちゃならないんです。これやってみるとわかるんですけど、つらすぎます。相手の話をよく聴く「傾聴」がこんなに難しいとは・・。
クライエントの側からすると、これ(傾聴)やってくれると、かなり気分がいいんです。つい余計な事までしゃべってしまう。しゃべってる中で「あれ?」といろいろ自分で気づく事が出てきます。なるほど・・。
15分のロープレが終ると。ヘトヘトになります。現場のキャリア相談は50分程度だそうで、「マジか・・」と思いました。
この資格について思った事
長くなったので、とりあえず今回はこの辺で締めたいと思います。
この資格って、「人の生き方、考え方に伴走する意義ある技法を学ぶ資格なんだな・・。」と今感じています。
それに、「傾聴」なんて、家族や友人や、スポーツの指導者や、学校の先生など、様々な場面で非常に大切で有用だなと感じました。
特に夫婦間で・・(笑)
ではまた次回!
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